憧れのスキーと赤坂とプリンスホテル

憧れの響きを持つ、西武グループの堤一族がホテル・リゾート事業の1つで運営していたホテル。それがプリンスホテル。スキー場の近くにプリンスホテルに建てるなど、リゾートホテルとして、また都内などシティホテルとして、知名度のあるホテルだ。

そのプリンスホテルのポケットティッシュラベルを集めてみた。ニセコ東山・富良野・そして、スキーリゾートとユーミンでお馴染みの苗場プリンスホテルだ。3枚とも余計な情報を出来るだけ排除したような風景メインのデザイン。流石プリンスホテル、言わなくてもわかるだろと言う貫禄を勝手に感じてしまう。

ニセコ東山プリンスホテル

ニセコの東山温泉に位置し羊蹄山を眺めながらの温泉でゆっくりできるプリンスホテルだった。「だった」というのは、現在ではプリンスホテルではなく「ヒルトンニセコビレッジ」に変わっている。スキースノボリゾートも、もちろんあるある。ラベルの風景からも冬に訪れたい場所だ。

富良野プリンスホテル

富良野と言えばと聞かれ、上位に出てくるのはラベンダー畑ではないだろうか。ラベンダーは安眠に効果があるらしい。枕元などにラベンダーのポプリを置くのも効果があるとのこと。その、イメージを前面に打ち出しているの富良野プリンスホテルのラベル。あまりにラベンダーを前面に出して、ラベンダーしかイメージに残らないラベルだが、そこはプリンスホテルのブランド力を背景にあえて有名なラベンダーのみでラベル勝負というところがだろうか。信頼の裏付けが有るがために思い切ったデザインだと思う。

苗場プリンスホテル

「ブリザード・ブリザード」もしくは「……はサンタ……背の高い……」でお馴染みの苗場プリンスホテル。他のラベルと違ってコピーが添えてある。『みんなの「苗場」、ふたりの「苗場」』。ホイチョイプロダクションの姿を遠くに見てしまうコピーだが、映画「わたしをスキーに連れてって」は苗場プリンスホテルではないらしい。調べてみると志賀高原や万座プリンスホテルだったとのこと。ホイチョイ=ユーミン=苗場プリンスホテルという方程式からの誤謬で間違えて覚えていた。

プリンスホテルと言えば

「赤プリ」の一言につきる「赤坂プリンスホテル」。バブル経済ど真ん中の時代、赤坂見附にそびえ立っていたその建物はトレンディスポットとして人気を集めていた。各界の著名人の結婚式など「赤プリ」で開催され、また話題になった。しかし、建物の老朽化には勝てず2011年3月末日にホテル営業を修了している。時の流れには勝てないと言うことだろうか。

できれば、「赤坂プリンスホテル」のポケットティッシュラベルを手に入れたいところだが、実際に存在するのかも分からない(集客しなくても稼働率は良かったようなので、ポケットティッシュ自体作ってないかも……)。もし、有るのなら手に入れることは叶わなくとも、一目見たい物だ。