ポケットティッシュとは
『ポケットや鞄に入れて持ち歩けるように、小さく包装したティッシュペーパー。
引用元:デジタル大辞泉
辞書にもあるように、持ち運びしやすいように小さくしたポケットティッシュですが、広報メディアとして広告を入れ無料で配布するという使い方は日本で生まれました。
(1969年に高知県にある明星産商・社長森氏が広告宣伝用ポケットティッシュを考案されたと伝えられています。)
ポケットティッシュの誕生
1960年後半から、配布広告の王者であったマッチが100円ライターの普及とともに下火になり、それに代わる配布広告ツールとして生まれました。一説によると最初に広告宣伝としてポケットティッシュを配布したのは富士銀行(現:みずほ銀行)。口座開設時の粗品として配布されたのが最初と言われています。
ポケットティッシュって日本だけ?
日本以外では伊藤忠インターナショナルがアメリカに進出した牛丼の吉野家をPRするためにポケットティッシュをマンハッタンで配布したこともありましたが、広告メディアとして根付いているのは日本と台湾くらいのようです。
広告媒体の変化とポケットティッシュ
1960年代に100円ライターの登場で新しい広告媒体として生まれたポケットティッシュ。そして現在(執筆時2019年)、時代とともに新聞雑誌広告からインターネット広告が台頭し、駅などのポスターもサイネージ広告に変わりつつあります。マッチが100円ライターに交代した時のように、広告媒体も世代交代が進んでいます。そのような中、数は大きく減っているもののポケットティッシュ広告はいまだ広告メディアとして、さまざまな業種で使われています。
このサイトの運営者は?
本サイトは「東京ポケットティッシュ統計委員会」が運営しております。
「東京ポケットティッシュ統計委員会」とは
東京ポケットティッシュ統計委員会の役割
街角で配布されているポケットティッシュのラベルを収集して画像等をデータベースに格納・統計していくことを主な目的とした団体です。活動内容としては以下の2つを柱として活動しております。
- ポケットティッシュラベル収集/データ化業務
- ポケットティッシュ広告に関わる研究
ポケットティッシュラベル収集/データ化業務
収集したポケットティッシュラベルを業種、内容等で分類しデータを収集し、今後いろいろな用途で統計ができるようデータを蓄積しています。
また、蓄積したデータはインターネットを通じて広く検索・閲覧可能な状態にししております。
なお、本団体ではポケットティッシュの中でも外装のビニールに直接印刷されているポケットティッシュ(P.P.印刷ポケットティッシュ)は統計の対象外としており、広告等を印刷して紙片が封入されているもののみを収集・データ蓄積の対象としております。
ポケットティッシュ広告に関わる研究
文献の収集・社会実験を通して、広告メディアとしてのポケットティッシュの研究をおこないます。
本団体の会則について
本団体の会則は下記のPDFをダウンロードしてご覧ください。
東京ポケットティッシュ統計委員会規則(PDF)
本団体への問い合わせ先
お問い合わせはメールにてお願いいたします。
info@pocket-tissue.com
担当:五十嵐