IDO情報スクエア

日本移動通信ことIDO

その昔むかし、日本移動通信ことIDOという携帯通信会社があったのじゃ。筆頭株主は日本高速通信株式会社、第二位株主はトヨタ自動車株式会社と言う形で1987年に生まれた会社だった。

生まれた翌年、アナログ式自動車電話の事業を開始。さすがトヨタ自動車が大株主に入っているだけあるなぁとおもったものじゃ。携帯では第二電電とエリアを分け合い、1都12県(関東地方・山梨県・長野県・東海地方)を営業していた……。で、その後、親会社の日本高速通信が国際電信電話ことKDDと合併、そして、KDDが第二電電株式会社ことDDIと合併してしまい、KDDI株式会社となる。それがいまのauとなるのであった。おしまい

音声で情報サービス

そんな、紆余曲折があったIDOが初期の頃に運営していた情報サービス。携帯電話に数字しか表示できない液晶が付いていて、画面上の「文字」ではなく「音声」で情報サービスを運用していた。それをポケットティッシュで周知していたのだ。

占いやプレゼントやラジオたんぱの競馬、ゲーム情報などを提供。情報料は無料だが通話料は有料を当時の携帯通話料金を考えると高いのではと思ってしまう。1都12県(関東地方・山梨県・長野県・東海地方)が営業エリアなので、野球情報はジャイアンツとベイスターズ。サッカーは鹿島アントラーズとなっている。結構、偏ってるなぁとは思うが大人の事情がいろいろあるんだろうなぁ。

今では情報はすべて液晶上に文字として送られてくる時代だからこそ、音声情報サービスが流行るかもしれないことも無いと思う。