Personal Handy-phone System
あー懐かしーという人も多いのではないかと思うPHS。当初法令上の呼称は「簡易型携帯電話」だったが、管轄する郵政省により「PHS」に改められた。personal handy phoneなら「PHP」ではないの?と思うところだが、出版社であるPHP研究所と紛らわしいので「PHS」と表記。発音は「ピーエイチエス」もしくは「フォス」と呼称する。となっていたが、後者の「フォス」に関しては自分は聞いたことはないなぁ。その後、主に女子高生を中心に「ピッチ」という名称が広まり、1999年頃からCMなどでもピッチという言葉が使われる様になった。たしかに半濁音の「ピ」の上に促音の「ッ」が続いているのだ。キャッチーに決まっていると言っても過言ではなくはない。
なお、その後中国やタイ、ベトナムなどでも普及し、2006年間には世界で1億台が使われるまでになったが、携帯電話からスマートフォンの普及でPHS使用者数が減っていき、日本では2000年台から2010年台にかけ撤退する事業者が増えていき2018年に公衆PHSサービスの新規契約が停止された。
DDIポケットを売るポケットティッシュラベル
そんなPHSのセール告知のポケットティッシュラベル。「DDIポケット」のPHS端末がメーカーごとにメニューの様になっている。今では「パナソニック」になった「松下」やそのパナソニックに吸収された「サンヨー」が肩を並べて並んでいる。加えてビクターやケンウッドもPHS端末を使っていたのかー。
携帯電話も各社取扱中とあるが、IDO・ツーカー・デジホン(東京デジタルホン?)とNTTドコモ以外、今は無きキャリア名が並んでいて、携帯電話キャリアの栄枯盛衰が一目でわかるポケットティッシュラベルだ。
今携帯電話キャリア各社の低価格プランの発表が相次いでいる。そんな中、昔を懐かしむことの出来るポケットティッシュラベルを大切にしていきたい。